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広島大学文化サークル連合の公式オンラインジャーナルです。

【4/23】申し入れ結果報告!

 

みなさんこんにちは。文化サークル連合です。


私たちは4/8から4/19の約10日間にかけて、2021年の頭からおこわれてきた課外活動団体の権利を縮小・破壊するような諸々の施策に関する学生の声を集めるために、総合科学部周辺でシールアンケートを行いました。

 

hirodai-bunsa.hatenablog.com

 

 

4/23は、その結果を踏まえて課外活動担当窓口(学生支援課)に申し入れに行きました。
当日の申し入れ書がこちらです

 

 

https://drive.google.com/file/d/1WKbxaCmR_IX5MBQBWgmoMpbRuXchwEsr/view?usp=sharing



 

「課外活動支援に関する公開かつ継続的な話し合いの場をもつ」ように要望してきました。

そうした要求をする理由は大きく分けて四つで、


①昼休みシールアンケートの結果から、これまで行われてきた各種施策に、サークル員や部員、学生側が納得しているわけではないことが明白になったため。

 

②課外活動団体の意志を各種施策に反映していくことが、現行では難しい状
態にあり、課外活動団体の縮小・消滅につながっていると考えるため。

③今後ますます新型コロナ感染拡大の状況が不透明化することを考えれば、
継続的な対応の検討が不可欠と考えるため。

 

④経営協議会学外委員からも「自分の意見を伝えたり、教員や友人との双方
向のコミュニケーションが必要」とされているため。

 

です(申し入れ書参照)。

 

施設・規則の変更には事前相談・承認制を!


アンケートをとっている際、掲示板の撤去や電子ロックの設置といったサークルの活動機会に関わる重要な施設のあり方について知るサークルの部員がほぼいなかったこと、そのためこの決定がサークルの承認をまったく経ていないものであることが判明しました

 

これまでの広島大学では、施設に関する変更が予定される際は大学がサークル側に相談してからやるかやらないか判断する、ということが慣例になっていました。しかし、今回の大きな変更の過程で広く学生側に相談することがありませんでした。これは明らかにおかしなことです。大きな変更こそ学生側に相談して決めるべきです

 

アンケートでも掲示板の撤去や電子ロックの設置という施作に反対の意見が多く集まった以上は、今後このようなことが起こらないためにも、またすでに起こってしまったことを撤回するためにも、大学と意見をすり合わせる「課外活動支援に関する公開かつ継続的な話し合いの場」が必要です。

 

感染対策と活動再開を両立させるための話し合いの場を!

 

また、コロナ対応という観点から見ても、課外活動支援に関する公開かつ継続的な話し合いの場は必要です。

 

昨年度を通して、大学側がそれぞれのサークルの活動形態の違いを無視して単一の再開条件を提示し、それを満たさなければ再開できない、と決めたことで、物理的に不可能な(例:長机が一脚程度のスペースで活動している文化系団体に対し、2mの距離をとることを再開の条件とした)再開の条件を課せられる団体が出てしまいました。しかしこれは感染対策としても不合理な話です。

 

例えば、昨年度から感染対策として「三密の回避」をするようにということが繰り返し言われてきました。ですがこれはあくまで三つの条件(密集・密室・密閉)が揃っていれば感染の恐れがあるというもので、逆に言えば、どれか一つでも回避できていれば、活動を再開することは十分可能です。

 

例えば、映画館などは「密集・密室」の環境ですが、空気清浄機を導入することで「密閉」を回避し、営業を早期に再開することができるようになったことは記憶に新しいと思います。

 

感染対策は、あらかじめ決めた基準を杓子定規的に当てはめるのではなくて、それぞれの現場の環境に応じて、感染対策をしっかりとした上で最大限活動ができるような基準を柔軟に決めていくべきものです。どの団体に対しても画一的な基準を与え、しかもそれを満たせなければ活動許可は出さない、というのは感染対策としても不合理です。

 

もちろん、条件を厳しくすればするほど感染リスクが減少できるということは間違いありません。

しかし、「だからとにかく基準を厳しくすれば」と考え学生生活のことを一顧だにせず厳しい基準を設定した結果として、対面授業も課外活動もほとんどできず、結果として交流の機会が大きく減少してしまったのがまさに2020年の広島大学でした。それによって多くの学生がストレスと不満を抱えたことを忘れるべきではありません。

 

こうした杓子定規的な「感染対策」から、より多くの人が安心しつつ満足に活動できるようなものに変えていくためには、定期的・持続的な議論と相談の場が必要不可欠です。だからこそ、課外活動支援に関する公開かつ継続的な話し合いの場を要求しています。

 

コロナ禍の中で奪われたものを取り戻すために闘おう!

コロナ禍のなかで苦しい思いをしてきたみなさん。私たちは昨年一年間、コロナ禍の中で対面授業やサークル活動など大きく活動の余地を失い、それでも感染対策のためと我慢してきました。しかし、大学はそうした学生のあり方代替の保障措置で報いるどころか、学生の意見を募集しないまま、さらにサークル活動の権利を縮小することをやってきたのです

 

こうした大学の不義理なあり方を指弾し、これ以降広島大学の学生が二度とそのような思いをしないためにも、「課外活動支援に関する公開かつ継続的な話し合いの場」の実現を求めて、私たちと共に申し入れ行動をやっていきましょう。