Re:Public on Web

広島大学文化サークル連合の公式オンラインジャーナルです。

団体結成・更新手続きに関する質問書 とそれへの回答

 2018年度、広島大学西条キャンパスにて、課外活動団体の結成・更新手続きにおいて誓約書の提出が強制されるようになったことをうけ、2018/04/23に文サ連から学生生活支援グループに対し提出した質問書です。

 結局のところ4月中に回答されず、5月1日に学生生活支援グループに対し質問書の回答を催促に行きました。しかしながら、担当職員は冒頭一時間以上にわたって文サ連の質問書への回答を行わず、サークル対応とは無関係な個人的な心情について話を続けました。

 ようやく得られた返答は

  • 質問書へは回答しない
  • 誓約書の強要は「長年の取り組みの結果」だと「考える」
  • 誓約書は「学生を守るため」だと「考える」
  • 別の職員によると誓約書は「古澤副学長の指示」とされた
  • 今後も学生側の意向に無関係に一方的に手続きを変更する意思がある
  • サークル自治は「管理下の自治」
  • サークル規約に関してはリスクマネジメントや「大学の指示に従う」という内容を求めていく

 といったものでした。このような対応は文サ連のみならずあらゆる団体個人に対して行うとしています。今回の質問書への対応、誓約書やサークル規約にさえ介入する性格から端的に言って「サークルは学生のものではなく大学のもの」だとみなされているということです。

 唯一正当性を主張していると思われる個所は「学生を守るため」という観点だけですが、誓約書の提出がなされたところで安全が約束されるわけはありません。問題が起きたらサークルがなくなる、という形で大学の責任は免罪され、残ったサークル側も「悪いのは問題を起こすサークルで自分には関係ない」と反省することもなくなるだけです。

 加えて、近年の広島大学において、サークル員が起こした問題よりも周辺の大人が問題を起こしたケースのほうが目立ちます。

hiroshimastyle.com

mainichi.jp これらに関しては大学として制度変更などの形で対応されたという話は一切聞いていません。

 必要なのは学生自身が自治的な力をつけていくことであり、大学から強制されなければ何もできない組織に堕することではありません。外からの強制と自治は相いれない観念です。文サ連はサークル自治組織として「管理下の自治」ではなく「介入を排した学生自身の主体性に基づく自治」を追求していく所存です。