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広島大学文化サークル連合の公式オンラインジャーナルです。

自主印刷機「盗電呼ばわり」ふざけるなビラ

 これまで文サ連が運用してきた印刷機が22日に撤去され、それと同時に他サークル団体の印刷機も暗証番号が学活Gによって設定されたことにより、誰もが自由に利用できる印刷機がなくなりました。

hirodai-bunsa.hatenablog.com このことをうけて、文サ連は25日夜に新しく自主管理の印刷機を導入しましたが、27日朝にはこの自主印刷機に「警告文」なるものが貼り付けられました。「備品の勝手な設置は認めない」「印刷機の利用は電気の窃盗、「盗電」だ」というふざけた内容です。

 そもそも学活Gは各サークルのボックスにある机・椅子のどれが大学の備品で、どれがサークル側が用意した備品なのかも把握できていません(2016年度の回答)。加えて「1サークルあたり年間18900円程度(昨年度)の物品しかもらえない」貧弱な支援制度しかないため、ほとんどのサークルの備品は、各サークルが苦労して自腹を切って準備してたものがほとんどです。勝手な備品の設置を認めないのが規則だなど、本気で適用していたらほとんどのサークルが活動できなくなるような話です。たいした「学生支援」だなと思います。

 「盗電」などというのもたいしたものです。「私物で広島大学の電気を使用する行為は・・・窃盗罪」などといいますが、まず印刷機は「私物」ではなく共有物として設置していますし、活動上必要となる共有物を「私物」呼ばわりするのであれば、多くのサークルが使っている電気はほとんどすべて「窃盗」です。前述のとおり、ほとんどのサークルは自分たちの活動を「私物」で支えているからです。

 重ね重ね、いったい誰のための「学生支援」なのでしょうか。印刷機を利用できなくする「言論弾圧」への大学の熱意は異常としかいいようがありません。

 前印刷機の撤去は20日夜に通告(誰に?)→22日撤去(他団体へは暗証番号設定)

 自主印刷機の導入は25日→27日に「盗電」の張り紙+28日にもまた張り紙

というスピードです。これまで文サ連が大学側に話し合いを要求しても「忙しい」だのなんだのと数ヶ月といったスパンで後回しにしているにもかかわらず、話し合いもしないで印刷機を撤去したり、「盗電」だと言い張ったりするのはこの勢い。

 彼らは何度も「規則に従って物事を進めているだけ」だといいますが、嘘もいいところです。学活Gが文サ連を認めないのは、「名簿を提出拒否している」という一点だけです。しかし、「名簿をださなければならない」という規則などどこにもありません。2年前まで問題にもならなかったことを、学活Gが一方的に運用の仕方を変更しただけのことです。文サ連を排除するために理屈をこねくりまわしているだけのこと。

 部落問題にかかわる仲間をはじめ、名簿を出さないことで「サークル員のプライバシーを守りたい(場合によっては直接差別されうる)」という意向には一切配慮しないくせに、自分自身のプライバシーを主張することに余念がない(プライバシーと言うが、彼らが自分の責任で、仕事として行った事象しか記述していない)、学活Gの職員の面々が本当に恥ずかしく思います。実際に文サ連の役員はサークル活動とは無関係なのに、勝手にチューターの先生や学業成績を調べられ、先生の悪口を言われる、学業成績で悪口を言われるなどの差別を受けています。先に傷つけられているのはこちらの方です。学生に対しては仕事を盾にして差別し尽くしておいて、自分のことは言われたくないなど、大学職員として恥ずかしい限りです。

 この記事を読んでくれた皆さん。文化を殺さないためには、是枝監督のように堂々と公権力と向き合っていかなければなりません。私たち文サ連を直接・間接に支援していただけると幸いです。私たちは自分たちの規約に従い、広島大学から日本の文化状況を切り開くために、全力で奮闘し続けます。

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