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広島大学文化サークル連合の公式オンラインジャーナルです。

抗議声明

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 学内情報システム「もみじ」において、全学生に対し、学生生活支援グループ武智哲也職員名義で上記のような投稿が行われました。これは、事実と異なる記述さえ書き込み、サークル活動上本来問題がない点についても問題があるかのように描き出した、文サ連および加盟サークルを誹謗中傷するために投稿された記事です。

 先日の文サ連代表者会議において、虚偽の記述を行ってさえ課外活動を妨害しようとする昨今の広島大学の状況は、広島大学の「平和で自由な一つの大学」という理念に背き、真理を探究するという大学の印象をも著しく破壊するものであるから、こうした状況について広く社会に告発することは公益に適うと判断し、以下の声明をあげることを決定しました。

 


抗議声明

2019年4月23日
広島大学文化サークル連合

 4/9および4/22、教育室学生生活支援グループ(以下、学活G)武智哲也名義にて、学内情報サイト「もみじ」において全学生宛てに「【注意喚起】総合科学部付近でのビラ配布等について」なる投稿がなされた。これは、サークル活動上問題のない事情をも問題あることかのように不当に強調し、事実確認さえ行わず事実と異なる記載をして、学生に「注意をしてください」などと呼びかける全く不当なものであり、これは広島大学文化サークル連合(以下、文サ連)及びその加盟サークルへの印象操作を目的としたものと断ずるほかない。「学生生活支援」を職務としながら、実際にはサークル活動を妨害する、このような妨害行為をおこなった学活G武智哲也職員およびそれを容認した学活Gの姿勢について、文サ連は一切容認することができない。よって以下抗議する。

  1. 今次新歓期において総合科学部付近でビラ配布を行っていたのは文サ連加盟サークルのうち、企画紹介を行っていた映画研究会と社会科学研究会のみであった。「総合科学部付近で、ビラを配布していた」団体として、その他の文化サークル連合加盟サークルの名前すべてが列挙されているが、そのような事実はなく全くの誤りである。この時点で学活G武智哲也職員が事実確認さえ行わず、この投稿を行ったことは明々白々である。自らの権限を濫用して学内情報システムを悪用し、ウソの情報で全学に文サ連および加盟サークルの悪宣伝を行うなど、大学職員としてあるまじき不当な振る舞いであるというほかない。その場にいた者なら誰でもわかるようなウソでたらめで学生に印象操作しようとするものであり、学生総体をバカにした恥ずべき行いである。
  2. 「無断で教室の机上にビラを配布し」というのも、文サ連および文サ連加盟サークルは全く行っていない行為である。ウソの記述である以上、こちらについても学活G武智哲也職員が、全学に対し、文サ連への悪印象を植え付けるために不当な目的をもって行った印象操作とみなさざるを得ない。
  3. 「大学に無届の団体」であることは何ら強調されるべきことではない。サークル活動支援がないがしろにされる一方で、規制強化のみが進んでいく昨今の状況を鑑み、届け出をしないで活動する学生団体はむしろ増加傾向にある。また、広島大学での課外活動は許可制ではなく届け出制で、許可がなければ活動できないというような前時代的な性格ではない。「無届」とわざわざ記述することには悪意があるとみなさざるを得ない。
  4. そのうえで、文化サークル連合加盟サークルが「大学に無届の団体」とされているのは、2017年度以降の団体更新において、学生生活支援グループが、文サ連加盟サークルが提出した団体更新届を一方的に受け取らず、話し合いもたった2回、計3時間に満たないほどで「平行線になる」などと話し合いを一方的に放棄して「話し合いが決着するまで不利益取り扱いしない」という約束が反故にされたためである。話し合いを再開しないどころか「無届の団体」などと悪意をもって触れ回る学活G武智哲也職員および学活Gの姿勢を容認することは全くできない。
  5. 「学外者等が勧誘活動を行っている」ことも全く問題とするにあたらない。インカレサークルは日常不断にそのように活動しているし、学内外の結びつきがあることがむしろ積極的な意味を持つ。また、OB(=学外者)らが企画や勧誘活動を手伝うこともある。他大生やOB、学外の指導者・支援者の支えによって多様なサークル活動が成り立っていることは、サークル支援を行う立場の者であるならば当たり前のこととして理解しているはずのことである。よって、学活G武智哲也職員の「学外者」の記述には悪意があると言わざるを得ない。
  6. 「ビラを配布する際の施設使用願も出さず」というのは、学生への話し合いも通知もなく昨年9月になぜか書き換えられていた「学生生活に関する規則」(以下、規則)を根拠としていると思われるが、この規則変更は、ほとんどの学生が知らない規則変更であり、その変更理由に至っては誰も把握していない、規則としてまったく不適当なものである。そのうえ、この規則自体が1995年当時に全学説明会もなく一方的に決定されたものであるとして、制定時に全サークル的にその制定が否定されており、学生側から認められていないものである。
  7. 規則の変更が、学生生活委員会の決定であるなどと主張されたとしても、学生生活支援グループもその構成員であり、意思決定に関与しているのであるから、その決定に服しているだけだという主張は一切認められず、経緯説明や話し合いをしない理由として完全に不当である。
  8. 大学側から、全サークル員に納得できるかたちでこれまでの全体経緯が説明されたり、文化サークル連合との話し合いの再開がなされたりしていないことにすべての元凶がある。そもそも、学活Gとしての意思決定の機構や誰が責任者なのかさえ示されたためしはなく、説明や話し合い以前の状態である。

 加えて、この間学活Gの各職員が直接に行ってきた文サ連加盟サークルのサークル勧誘活動への妨害および、その際に行われたパワハラと見なさざるを得ない各種威圧行為に対して厳重に抗議する。

  1. 4/4、4/8など学活G田中恵一リーダーをはじめとして、学活Gは複数回にわたり文サ連加盟サークル員各個人の所属学部や思想信条と氏名を大声で叫んで威圧し、勧誘活動を妨害した。議論を求める文サ連加盟サークル員に対し、学活G田中恵一リーダーは一切話を聞こうともせず、数センチ程度まで顔を近づけて「大学にいらない存在なんだ」などと大声で連呼して威圧していたことは、広島大学職員就業規則第31条、第32条および35条にも違反しうる行いである。話し合いさえせずに一方的に変更した規則を遵守せよという一方で、自らが守るべき規則やその背景にある守るべき重大な理念を自ら踏みにじっていることは、この規則変更自体が不当なものであると確信させるに足るものである。私たち文サ連はサークルや学友に対し行われるパワハラ等の理不尽を甘受することは絶対にできない。
  2. 学活Gは4/4、4/8などの対応で思想信条を問題としていると公言している。思想信条を問題にすること自体が憲法に抵触する行いである。加えて、問題にされている思想信条というのは、端的に言えば学生自治、「学生側の権利・考えを擁護しきるためには、大学の介入を排し、学生側として譲れない原則を守った話し合いが必要だと考える」という性格のものである。この学生自治の原則を放棄することは、サークル自治組織として自殺行為である。以上より、思想信条に対する差別的言辞・取り扱いを絶対に許すことはできない。
  3. 4/4、4/8など、学活G田中恵一リーダーおよび学活G武智哲也職員は、文サ連が学活G各職員によってパワハラや一方的な規則運用がなされている様子をネット上で告発していることに対し、どの投稿かさえ正確に示すことなく、執拗に削除を求めてきた。これは威圧と証拠隠滅を狙ったものであるとみなすほかはない。こうした告発は、サークル員の人権やサークル活動の権利が話し合いもなく著しく侵犯されていることへの抗議を理由としているものである。不当な対応がなければ、本来告発する必要もなかったものである。

 以上、これまでの学活G武智哲也職員および学活Gによる不誠実対応に厳重に抗議するとともに、早急にこれまでの対応を行った完全な責任者を明らかにし、その責任者から、文サ連へ不誠実対応を行ってきた全経緯の完全な説明、および文サ連として、予断や偏見なく誠実な対応であると十分に納得できるような形式での話し合いの継続・決着がない限り、こうした抗議を継続する以外ない。

 このような理不尽な対応が続けられている状態で文サ連の姿勢を軟化させることは、大学側がその権威や実力を濫用し、「根拠を示したりや事実確認したりもせずに不誠実な対応を続ければその主張がまかり通る」という理不尽な環境を容認することとなり、サークル活動の自由を事実上崩壊させることとなるため絶対に認められない。それは、サークル活動が学生の主体性に基づくと考える、先輩後輩すべての広大生に対する責任として決して譲れない立場である。文サ連は昨今の学活G武智哲也職員および学活Gからの嫌がらせに屈することなく、文サ連加盟サークルのみならず、広島大学における全サークル活動の自由を守り、より発展させる立場で今後も尽力する。

以 上